ひとつの作品。

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久々に長野に行ってきました。

最近は色々なイベントがやっていて、ほんとに魅力的な町になったなと。
その中で今これだけは見たいと思っていたのがch.booksで開催されているZINE(ジン)展。

ZINE展とは、Magazineのzineで
リトルプレスとか同人誌とか小冊子とか大規模に流通していない本のことを、?ZINEと呼び、その展示会だそうです。

イラストやら詩やらアートやら漫画やらほんとみんなすごいです。
流通してない本のレベルじゃねぇ!びっくりのクオリティでした。

で、色々な本があったのですが今回一番見たかったのが
「本って製本してなくてもいいだよ、別にバインダーに挟まっててもいいんだよ」って...
『MAIL MAGAZINE』という名の「本」です。

作った人はコピーライターで株式会社ジョッガ代表の長峯亘さん。

内容を簡単に言えば会社員とクライアントのメールのやり取りで
『一見リアルにあった、おもしろ珍事』のようにおもえるのですが、
そのやり取り自体が長峯さんの中から生まれた作品、フィクションです。

ニマニマ、笑って、笑って。読み終わった時はちょっと鳥肌もんでした。

長峯さんとは何度かお会いしたことがあって、
マクドナルドやケンタッキーやローソンや...関わっている仕事の大きさと、
その面白さは知っていたのですが、こうやって作品をみると「おお〜!」って思います。

東京の第一線で仕事をされていた方が長野に戻ってきて、
東京クオリティのものを見せてくれるってほんとありがたいです。

今、昔使っていた蔵を改修して再利用するという、
なにやらおもしろ壮大なプロジェクトも初めていて時の人ですが
こうやって、企画と文章で「ひとつの作品」を見れたのが良かったです。

クリエイターはやっぱこうでなくっちゃね。
自分も一つ一つを作る、常にそんな人でありたいと思いました。


ちなみに長峯さん、いつ寝てんだろ?ほんと疑問です。
facebookを見るといつも深夜、緑のマーク(チャット可能)ついてます。
体壊さないようにがんばってください。


「株式会社ジョッガ」

「ch.books」